建設業許可は５年ごとに更新が必要ですが、更新のお知らせなどは届きません。更新申請は、有効期間の３０日前までに行わなければならない事になっています。都道府県や場合によっては受け付けてもらえたりもしますが、有効期間内に許可が出る訳ではありません。お気をつけ下さい。都道府県知事許可の場合、有効期間満了日の２か月前から申請できるので、その時に出せるくらいの余裕がベストです。ご自身で申請するにせよ、行政書士に頼むににせよ、３カ月くらい前から取り掛かって焦らずに書類集めなんかをやるのが気持ち的にも作業的にも健康的です。
大臣許可を知事許可に変更や逆の場合は更新ではありません。許可換えと呼びますが、管轄や審査した行政庁が違うので、事実上ほぼゼロからの許可申請になると考えて差支えありません。ですので、通常の単純な更新と違って審査期間は長くなります。
たまに、更新まで１カ月ちょい(更新の申請は、有効期間の30日前までに行わなければなりません)なのに更新までの日を伺うと「更新です、更新なので大丈夫です」という方がいらっしゃいますが、有効期限の３０日前までに申請しなければならないので難しくなります。届出事項に変更がある場合の変更届や決算変更届は、更新申請前に届出をしなければなりません。その分の書類作成や資料集めも必要になるので、間に合わないなんて事も。
単なる更新と思っていたら許可換えが必要だったなんて場合は、事実上の新規申請なので、必要書類が直ぐに揃って直ぐに提出できるとしても、有効期間までには許可が取れない場合も考えられます。
いずれにせよ更新が近づいている際には、できるだけ早めに取り掛かる、できるだけ早めにいつもの行政書士さんなんかに相談するのが宜しいかと思います。